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中国の長安汽車、タイにEV工場を建設へ

 

ミダ
中国自動車メーカーの長安汽車は、2023年10月26日、タイのバンコクに新たな電気自動車(EV)工場を建設するため、タイの工業団地開発会社WHAグループと土地売買契約を締結した。40ヘクタールの工場は、タイ東部ラヨーン県に位置し、同国の東部経済回廊(EEC)特別開発区域の一部となっている。(新華社/ラチェン・サゲアムサック)

バンコク、10月26日(新華社)―中国の自動車メーカー、長安汽車は木曜日、東南アジアに新たな電気自動車(EV)工場を建設するため、タイの工業団地開発業者WHAグループと土地購入契約を締結した。

40ヘクタールのこの工場は、タイの東部ラヨーン県に位置し、同国の特別開発地区である東部経済回廊(EEC)の一部となっている。

同工場は2025年に年間10万台の生産能力で稼働を開始する予定で、タイ市場への供給のほか、近隣のASEAN諸国やオーストラリア、ニュージーランド、英国などへの輸出を目的とした電動車の生産拠点となる。

長安汽車の投資は、EV業界におけるタイの役割を世界的に浮き彫りにするものです。これは同社のタイへの信頼の表れであり、タイ自動車産業の変革を促進するものとなるでしょう、とWHA会長兼グループCEOのジャリーポーン・ジャルコーンサクル氏は述べています。

長安汽車東南アジアのマネージングディレクター、シェン・シンフア氏は、EV産業を積極的に促進する政策と輸送施設およびインフラを擁するEEC促進地域内の戦略的な立地が、第1フェーズで88億6000万バーツ(約2億4400万米ドル)相当の投資決定を裏付ける主な理由だと述べた。

同氏は、これが海外初のEV工場であり、長安のタイ進出は地元にさらに多くの雇用をもたらすとともに、タイのEV産業チェーンとサプライチェーンの発展を促進するだろうと指摘した。

タイは、その産業チェーンと地理的な利点により、長い間東南アジアの主要な自動車生産拠点となってきました。

政府は投資促進策の一環として、2030年までにタイ国内の自動車総数の30%をEVで生産することを目指しています。長安汽車に加え、長城汽車やBYDといった中国自動車メーカーもタイに工場を建設し、EVを発売しています。タイ工業連盟によると、今年上半期のタイにおけるEV販売台数の70%以上は中国ブランドによるものでした。


投稿日時: 2023年10月28日

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